私たちは何か悩みがあるとき、その対象にことあるごとにロックオンしてしまいます。
たとえば、誰かのことが気になったり、ある出来事によって深く傷ついた時には何度となくその痛みが襲ってきます。
そこで食べ物だったり、新しい出来事にターゲットをすり替えようと、もがいていきますが、それもうまくはいきません。
「もう忘れよう」とか「手放そう」と懸命になっても、いっこうにロックは外れません。
自分でかけたロックなのに…
ほんとうに手放したいものはなんなのでしょうか?
その出来事ですか?
自分の心をよく眺めてみると、見えてくるものがあります。
それは出来事そのものではなく、そのことに対する自分の思考であったり感情です。
私たちは後悔している思考や傷ついた感情にロックオンしてしまっているのです。
では、なにが後悔したり傷ついたりしているのでしょうか?
それは、「幸せであるべき私」。
そう、私の「エゴ」(自我)が訴えてきているのです。
ここでもう少し考えてみましょう。
なにが後悔したり傷ついたりしているのか?=私の「エゴ」(自我)
ということは、自分が自分自身の苦しみを創りだしているということです。
解決の糸口が見えてきました。
自分自身の人生において、望むと望まないにかかわらず起きることはただ起き続けてきます。
私たちができること。
それは、「あるがままの状態を受け入れる」ということです。
苦しみも悲しみもあるがままに。
そして、「いまここ」に立ち戻っていくのです。
「いまここ」に耳を澄まして、溶け込んでいきます。
すると、思考や感情の声がだんだん小さくなっていきます。
私という存在が消えて、すべてのものと一体になっていきます。
私という感覚が無くなった「いまここ」が鮮明に表れてくるのです。
本当の自分はそこに存在しています。
なにものにも影響されないあるがままの存在、それが私たちなのです。
そこに立ち戻ることができた時、ロックが外れ創造性とエネルギーに満ちた愛の扉が開いてくるのです。
けいちゃん、優しく書いてくれてありがとう。
ゆかりちゃん、コメントありがとう!
新しい扉が開いていきますように。